書籍アーカイブ

書店ではあまりみかけない書籍をご紹介

2018-01-01から1年間の記事一覧

小林清親・東京名所図 定価62000円 清親の作品中最も傑出した洋風版画 今は希少となった明治版画の所在を探訪し発達した多色刷りに附した

1975年 二重箱 50ページの解説と本体の2分冊 33㎝*45㎝の大判です。重さ約7.09kg 定価62000円 いわゆる豪華本ですね。「要するに、清親の作品中、最も傑出したものは、前述したように、明治9年から14年にわたって出版された洋風版画である。ことに、その中で…

歯や骨からの個人識別 大国勉 大久保清による連続女性誘拐殺人事件・連合赤軍集団殺人事件に参加・歯による個人識別が重要な役割を果たした

1990年 407ページ 私の住む群馬県を舞台にして二つの恐るべき大事件が発生した。一つは昭和46年の大久保清による連続女性誘拐殺人事件(若い女性ばかり8人を殺害して土の中に埋没して遺棄)であり、あとひとつが昭和47年の連合赤軍集団殺人事件(同僚を総括…

帯・結び方百種 杉江ぎん・名古屋帯の創案者 非売品・2000部限定

昭和44年 187ページ 浦野理一序文 非売品かつ限定2000部 浦野理一文より「和裁のなかでも特にむずかしい仕立の一つといわれる帯の仕立て、 今日では帯の大部分を占める名古屋帯も、杉江さんの創案になるものです。百種もの姿をつくり出すということは帯に対…

竹内文書・但馬故事記 吾郷清彦 本書は歴史書の常識を根底からくつがえす革命的な内容を持っている

竹内文書・但馬故事記/吾郷清彦 「本書には、ウガヤ王朝をはじめとして、記紀とは異なる内容が多いため、いわゆる天津教事件によって弾圧され、戦後ようやく公開することができたのであります。」

望月仏教大辞典10冊 最も詳細かつ学的な価値が高いといわれ、後の仏教辞典の模範とされたものがここで採り上げる望月信亨編の仏教大辞典、通称望月仏教大辞典

望月仏教大辞典増訂版10冊 昭和49年- 平成11年版の第1巻より引用「仏教辞典といえば、望月信亨編仏教大辞典全10巻と、織田得能仏教大辞典全1巻の2編が、長いあいだ双璧と謳われてきた。中でも最も詳細、かつ学的な価値が高いといわれ、後の仏教辞典の模範と…

古辞書音義集成 奈良時代以来の古辞書音義類より第一級古写本を選び、最新の研究成果にもとづく各種索引を付して影印刊行

「これらは、国語学・国文学・漢文学・国史学・仏教史学などにとって、重要な研究資料となっており、近時の斯学の発展に伴い、新たに発見紹介された文献も含め、全体として少なからぬ量に上っている。その資料の多くは、古社寺又は図書館・個人の蔵書家など…

小倉百人一首帖 松本芳翠 限定1200部 昭和45年

小倉百人一首帖/松本芳翠/限定1200部 昭和45年 限定1200部 「芳翠翁の喜寿の記念の一つとして、この小倉百人一首帖の刊行を企画したが、なかなかお許しが得られず、一年越しの懇願を続けた結果、やっと「あまり派手に吹聴して大々的に頒布されては困る。まあ…