書籍アーカイブ

書店ではあまりみかけない書籍をご紹介

坂本堤弁護士一家殺害事件捜査の記録・執念の2166日 神奈川県警察本部 発生認知から被疑者の基礎・公判開始に至るまでの経過を明らかにしたもの

本件は神奈川県警察がかつて経験したことのない大規模かつ悪質な組織犯罪であったが県警察の総力を挙げた6年近くの長期にわたる執念の捜査の結果麻原彰晃こと松本智津夫他教団の幹部を逮捕し全員を起訴に持ち込んだ事件である。

この事件は被疑者が弁護士と、その妻、幼時であったために、捜査の初期段階からマスコミが大きく取り上げ、全国民の強い関心を呼び、また長期捜査に対する、きびしい与論の中での捜査となったが、発生当初からオウム真理教を視野に入れ、その後、同教団に的を絞った捜査方針を崩さずに地道な捜査が展開された。

神奈川県警察としては、伝統である大量の捜査員を動員し、粘り強い捜査を強力に推進、多数の基礎資料を収集、分析、検討してオウム真理教組織の実態を解明するとともに、勢いのある捜査から被疑者を逮捕し、事件を全面的に解決したものである。

平成9年 290ページ 警察の内部資料

f:id:artgarage:20181014172119j:plain

f:id:artgarage:20181014172131j:plain

f:id:artgarage:20181014172143j:plain